前回のお話

 

弊社に入会した、

20代のお医者さん男子。

 

モテまくった彼は順調に真剣交際に突入するが、お相手は性的なことに興味が薄い人だった。

 

スキンシップをしたいと思わない彼女と、スキンシップは大事なことだと考える彼は、たくさん話し合った結果別れることに。

 

 

成婚間近だったのに、

また振り出しに戻るのか。

 

次に出会う人とは、お互いに触れ合いたいと思えるだろうか。

 

傷心の彼の前に、

1人の女性が現れる。

 

その女性とは、一体?

 



オタク全開の前回はこちら⭐️


 

 

 

東京・恵比寿と兵庫県にある結婚相談所、

結婚物語。仲人Tです。

 

お盆休みは

8月17日(火)から20日(金)です。

 

会員の皆様!大阪駅にミーティングルームを借りたから大阪でも面談ができるよ!なんと部屋を出たら目の前がレンタルドレス屋さん!

 

「婚活が辛い…もう辞めたい…!!」って泣きながら相談にやってきたらウェディングドレスが目に入って「もう少し頑張ろ!」ってなるように計算してここに出したよ!




 

さて、今日は、

 

28歳のお医者さん男子の成婚談、

 

後編を、

奥様の視点からお届けします!!

 

 

それでは、張り切ってどうぞ!!









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昔々あるところに、

 



年齢 29歳

身長 170cm弱

学歴 なんかもうすごい大学

職業 弁護士

年収 1000万越え(社内の出世頭)

体型 小顔モデル系



顔面は比留川游(ロングヘアの時)、

もしくはミムラ(美村理江)の若い頃にそっくりの、


ハイスペ女子がおりました。



 


親友がIBJで婚活していたので、IBJに所属している連盟で格安の相談所を探し、入会面談に行った彼女は、

 

スタッフにはっきりこう言われます。

 

「3高女性の婚活は苦労しますよ、まあ唯一賢いのは20代で入ろうとされてることですね。女性の20代は1000万、30代になったら500万と等価です。残念ながら日本人男性はロリコンですから。」

 



……なん……

………だと……!?

 

一体いつからーーーー

結婚自体はいつでもできると錯覚していた?

 

 

30になるまでの3ヶ月、

走り切るしかない!!

 

 

しかし、彼女の婚活は、本当に

茨の道だったのです…!!

 

 

 





彼女は賢かったのでモテ服などはしっかり押さえていました(そもそも小顔で細くて手足が長ければだいたい何でも似合う)が、

 

プロフィールに何でも素直に書きすぎ

 

だったのです。

 

 



私なら多分、

彼女にこうアドバイスしたでしょう。

 


「一生共働き希望は素晴らしい!これは前面に押し出そう。年収は29にしてはさすがに高すぎるから隠そうか。平均より高いことは嫌味がないようにプロフの仲人PRで匂わせるね。」

 

 

「貴方の大学は一部のハイスペには大人気。ただ万人受けはしない。だから最初は隠して大勢からガッツリ申し込みを稼ぎ、その中でいい人がいなければ大学名を公開し、ハイスペに申し込むのがベストだと思う。」

 

 

「とりあえず、前髪を作れ!!

 

いいか!

 

おでこは知性と主張の証!

 

ビジネスシーンではガンガン出せ!でも婚活では隠した方がモテやすい!特に貴方は背が高くて華やかで美人だから顔を全開にしたら圧が!!圧がすごい!!

 

斜め前髪で、可愛い写真撮ろ!」

 (もちろん出した方がモテる系女子もいる)

 




しかし、わりとありのままの自分を出してしまった彼女は、

 

 


年収、

バーン!!

大学名、

バーン!!

おでこ、

バーン!!

 


私、バリバリの、

バリのキャリですけど!?

見ての通り美人ですけど!?

 

私に釣り合う自信がある者は申し込んできなさい!

 

状態のプロフィールで活動を始めてしまったのです。

  

彼女自身は学歴も年収も身長も自分より下の男性でも全然OKで、相手のルックスにも全くこだわりがなかったというのに!!


(ちなみに仲人PRは「えっ…この値段でこんなに素晴らしいものを!?」と驚くくらい良かった。格安なのでフォローは特に無かったけれど、彼女はその相談所にとても満足していました✨)




 

実は、彼女は昔から勉強と仕事ばかりで恋愛に興味がなく、恋愛経験はほとんどありませんでした。


彼氏がいたことはあるけど全然処女!!

ピュアッピュア!!

 

それなのにああそれなのに!

 



出来上がった写真は

 

「え?歴代の彼氏?

15人ですね。全員東大京大早稲田慶應で身長は180越えです。年収1000万以下はお呼びじゃないですね。」

 

みたいなオーラを放っていました。

 


私だったら絶対にプロフィールで恋愛経験が無いことを匂わせ、ギャップ萌えを狙ったことでしょう!

 

 



 


道を歩けばナンパされるし、

取引先の人にもよく食事に誘われるし、

仕事のパーティーでは政治家の先生にツーショットをせがまれる。

 

見た目はそんなに悪くない…はず!

 

20代は相談所では無双だって言うし!

30までに決めてみせる!!

 

 



そう思っていた彼女ですが、



婚活は、

そんなに甘くなかったのです。

 

 

都会に住んでいることもあり、彼女には1週間で70人と、なかなかの申し込みがありました。

 

恋愛慣れしていない自覚があった彼女は、とにかくたくさんのお見合いで男性心理を学ぼうと頑張りました。普通の婚活女子なら発狂する「1日5件お見合い」をこなし、伝説を打ち立てたこともありました。

 

しかし、彼女に申し込んでくるのは自信満々のハイスペ男子ばかり。


モテることを自覚しているので、デートプランを丸投げしたりメッセージを既読スルーしたり、上から目線で不誠実な人が多かった。

 

「奥さんにはたくさん稼いで欲しいけど、ハキハキしてるタイプじゃなくて、もっとふんわりしてる感じの子がいいんだよね。あと家事と育児は全部やってくれる人。」と言われたり。

 

そんな女いるわけないだろ!

お前は一生婚活しとけ!!

 

 

それならと普通男子に申し込んでみても「こんなバリキャリは俺には無理!」と思われるのか、結構な勢いで断られる…!!

 



彼女は賢かったので、断られる原因が年収だと早い段階で気付き、非公開に変更することにしました。

 

学歴も隠そうか悩みましたが、

同じく婚活している同じ大学出身の親友が

 

「仲良くなってから大学を聞かれて、正直に答えたら相手がドン引きして振られた」

 

と言っていたので、

公開のままにしておきました。

 

 

 


子供の頃から勉強を頑張って、

行きたかった大学に入った。

 

仕事も頑張って同期で1番出世した。

 

 

でも、学歴と年収が高いことは、

男性のプライドを傷つけるのだろうか。


はっきり物を言う女性はモテないのだろうか。

 

婚活市場では「家庭に影響が出ないように程々に稼ぐ、癒し系のほっこりした女性」しか需要がないのだろうか。

 

 

同じ大学の友達と女子会してみたら、

みんな同じ悩みを抱えていました。

 

 


「私たちは全然自分より学歴や年収が低い男性でもいいの!そもそも私たちよりハイスペックな人なんてほとんど存在しないって分かってる!」

 

「だけど、私たちがいくらスペックなんて気にしないよって言っても、普通の人は大学と年収聞いたら引いちゃうじゃない!普通の人は私たちを選んでくれないじゃない!」

 

「だから私たちは自分より上の人に行くしかない!」

 

「でも、自分より上の人は当然仕事がハードだから、家事ができる癒し系を求めてる!」

 

「はい詰んだ!」

 

「私たちに結婚は無理!」

 

 




確かに、毎日暖かいご飯を作って待つのは難しいかもしれないけれど、料理はできるし、尽くしたいタイプなのに。

 

バリキャリなだけで「家事ができない、やる気がない女」と思われてしまうなんて。

 

彼女はしょんぼりしました。

 

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⭐️仲人T注⭐️

 

いやだからプロフィールや!

プロフが悪いからや!

 

君らハイスペ女子は家事ができても「家事は女の仕事って思ってる男が寄ってこないように」って家事能力をわざと隠したりするやろ!

 

だから不安になった男子がお見合いで「家事はするんですか?」「自炊はされますか?」って聞いてくんねん!そんでまんまと嫌な雰囲気になるねん!

 

「洗濯や掃除はこんな感じでやってます」「得意な料理は〇〇と〇〇、結婚に向けてこんなことも頑張ってます」ぐらい書いてあったら男子も安心できるし、わざわざお見合いで聞かんでエエし、楽しく趣味の話とかできて仲も深まるんじゃ!

 

あと、プロフで「共働きしてやるんだから家事は絶対に分担しろよ」オーラを出して男を圧倒すな!最初は「私は共働きもするし、家事もこれくらいできるよ〜❤️」って優しく伝えてモテまくれ!!

 

そんで、大勢にモテてから、1番家事分担してくれそうな男を選ぶんや!!

 

 

まとめ

 

「料理するんですか」って聞かれるのが嫌な女子は、最初から料理の腕前書いとけば平和

 

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さて、壁にぶつかった彼女ですが、ぶっちゃけメンタルが死ぬほど強かったので一瞬で復活しました。

 

「勉強や仕事を頑張ったことは後悔してない。過去は変えられないし、ニーズがないことは悩んでも変わらない!

 

さっ!申し込も!絨毯爆撃しよ!!」

 



3ヶ月で申し込んだ人数は160人。

 

30人以上とお見合いしましたが、

なかなか運命の人は出てきません。

 

そうこうしているうちに月日は流れ、

あっという間に30歳になってしまいました。

 

 



帰りも遅いし、今の働き方だと、男性が望む奥さんにはなれないかもしれない。

 

子供も欲しいし、仕事と結婚のどちらかを選ぶ必要があるなら、やっぱり結婚だろう。

 

仕事は残念だけど、

諦めるべきだろうか。

 

 

 



そんな時、彼女に申し込んできたのが、

なんと、お医者さんの彼だったのです!

 





彼女のデコだしお見合い写真に「キツそうだな…」と思った彼ですが、他に何枚かあった写真を見てびっくり!えっなにこのキュンとする笑顔!普段の方が全然可愛いじゃん!プロフィールも面白い!

 

ちなみに彼は29歳になっており、

彼女とは同学年でした。

 

 

お見合いをした彼はびっくりしました。

 

なんと、

彼の親友が、

彼女の高校時代からの友達だったのです!

こんな偶然ある!?

 

当然一気に距離が縮まり、

お見合いは盛り上がりました。

 

お互い大学はプロフィールに書いていたので、

「高校はどこ?」という話に。

 

彼の高校は「一風変わった高校」だったのですが、彼女は「えーそこの高校なんだ!そこの高校、賢くて面白い人ばっかりで大好き!」と言ってくれ、彼のテンションはお祭りモードに。

 

彼女はとにかく頭の回転が早く、

今まで出会った誰よりも話していて楽しい!

 

 

一方彼女も、彼の家事に対する考え方に感動していました。

 

「仕事?続ければいいじゃん!」

 

「ご飯?食べれれば何でもいい!」

 

「忙しくて帰りが遅いの?じゃあ僕がデパ地下で毎日買って帰るね!」

 

 

あ な た が 神 か

 

 

 




こうして、2人は仮交際に入りました。

 

 

 




初デートでも楽しく過ごした2人。

 

しかし、真剣交際が破局した傷が癒えていなかった彼は、彼女にうっかり

 

「実は前に交際した人と6ヶ月まるまる付き合ったんですが、色々あって結局お別れして、出戻りなんです…。」

 

とこぼしてしまいました。

 

 



彼女は内心思いました。

 

「この感じだと、前のお付き合いできっとかなり傷ついたんだろうな。きっと次は絶対失敗したくないだろうし、決めるのに時間もかかるはず。これはあまり彼に夢中になっちゃだめだ。他の人も見ないと。」

 

 



それでも、

彼といる時間はとても居心地がいい。

 

切り替えと決断が鬼早い彼女は、3回目に会った時には「これだけ気が合うなら、もう彼が本命でいい。時間がかかろうが待つ。」と腹を決めていました(メンタル強すぎ)。

 

 

実は彼も最初から彼女にすごく惹かれていました。こんなに小さな所まで価値観が合う人(例えばマンションに住むなら火事になって飛びおりても助かる下の階がいいとか)には会った事がない。

 

正直言えば、彼女にすぐ決めてしまいたいくらいでした。

 


しかし、彼の心の傷は、

思ったより深かったのです。

 




 

彼女とは仲良くできていると思う。

好意も感じる。

 

だけど、もし前回みたいに、

 

「いい人だけど、あなたとスキンシップはしたくない」

 

と言われたら?

 

 






4回目に会った時、彼は真剣交際でダメになった理由を思い切って伝えました。ドキドキでしたが、彼女はすごく共感し、「私もスキンシップはすごく大事だと思う!」と言ってくれました。

 

散歩する流れになり、彼女に手を繋ぎたいと言ってみると、彼女は喜んで繋いでくれました。

 

彼は、感動で胸がいっぱいになりました。

 

 

 



そんな彼を見ていて、

彼女も思いました。

 

 




一度は結婚を考えた人に「どうしても男として見られない」と言われて、彼は本当に辛かっただろう。

 


でも、

私は彼を素敵だと思うし、

かっこいいと思う!

 

もっと彼を安心させたい!

過去の傷を癒してあげたい!

 

あなたは魅力的よ、

自信を持ってと伝えたい!!

 

私はあなたと触れ合いたい、

そう伝えたい!!

 

 


吾輩は処女である!

経験はまだない!

 

しかし、勇気はある!

 

 



彼女は彼の目を見てはっきり言いました。

 

「よかったら、

ハグしてみませんか?」

 

 

彼は驚きすぎて心臓が口から飛び出るかと思いました。

 

 




彼が恐る恐る彼女を抱き締めると、

彼女はぎゅっと抱きついてくれました。

 

彼の心臓は早鐘を打ちました。

 

 

 



人気のない路地裏で、

2人はしばらく抱き締め合いました。

 

 

 

 

 

 





こうして、

2人は真剣交際に入りました。

 

ネットで見つけた「結婚に向けてのチェックシート」をやってみると、価値観が驚くほど一致しており、お互いに「やっぱりこの人だ!」と強く思いました。


(ここから無料でダウンロードできるよ!)

 結婚前の価値観すり合わせシート

 ※と◯婚さんいつもお世話になっております





軽い気持ちで住む家を見にいった2人でしたが、なんと不動産屋に乗せられ、その場で契約してしまいます。

 



あっもうこれ結婚やん!

早く親に会わなきゃ!

じゃあ10日後に親に会って挨拶して、

プロポーズ前に両家の顔合わせしよ!

その場で親に婚姻届の証人欄を書いてもらったらいいのでは?

そのまま出しに行ったら早くない?

 

 



2人の親御さんは、びっくりしていました。

「えっ!?今日が顔合わせなのに、今から入籍するの!?いや別にいいけど!!」

 





 

こうして2人は、

お見合いから2ヶ月後に入籍

 

 

という、ミラクルを決めたのでした。

 

 

 


最近結婚式も挙げた2人は、

順調にイチャイチャしているようです。

 

 





親の挨拶まで終えた後に破局してしまった彼と、

 

30人以上に会っても誰とも先に進めなかった彼女。

 

 





2人の婚活は、

決して楽な道のりではありませんでした。

 

 

でも、

今までの経験があったからこそ、

合わない人との出会いがあったからこそ、

 

「この人だ!」という相手に出会った時、

すぐに決断を下すことができたのです。

 

 



もしかしたら、皆さんの中にも、

 

結婚間際でダメになった人、誰と会っても先に進めない人がいるかもしれない。

 

 

「結婚相談所では、5人から9人くらいとお見合いして、半年くらいで成婚退会していく人が最も多い」


なんてデータを見ると、

落ち込む人もいるかもしれません。



 

 



だけど、

 

簡単に成婚したように見えても、

実は苦戦していた人は大勢います。

 


皆たくさん傷ついて、落ち込んで、

それでも諦めずに成婚を掴んだのです。

 

 



今辛い思いをしている方は、

 

その経験があるからこそ、


自分に本当に合う人に出会った時、


「この人だ!」


と思えるかもしれませんね。

 

 



お二人が末永く幸せでありますように。

 

 

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

 

 


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結婚する気がない彼に見切りをつけ、相談所に入った女子。しかし、婚活を頑張る彼女の前に、別れたはずの元彼が現れる!


「見た目を変えれば、運命が変わる!?」


お楽しみに!



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